NANODESIGN®は、
東レが開発した革新的な複合紡糸技術です。
せんいの細さや形を、ナノレベルで制御することで、
今まで不可能だった機能・質感を持った、
まったく新しいせんいを創り出すことが可能になりました。
私たちは、この画期的な紡糸技術によって、
常識を超える製品を創り続け、
ナノスケールのせんいテクノロジーで、
世界の人々のワクワクをデザインします。
従来の複合紡糸技術を新しい発想で革新した、
NANODESIGN®の仕組みをご紹介します。
合成繊維は、原料となるポリマー(高分子化合物)を吐出孔から押し出して作ります。
今までの繊維では、その細さや形が吐出孔の形状で決まっていたため、開発できる繊維には限界がありました。
そこで私たちは、繊維の細さや形をつくるための特別な技術を開発しました。
それは、ポリマーの流れを何度も何度も分割し、最大で数万分の1の細さにする技術です。
細かな流れを精密にコントロールすることで、繊維の形も自由自在。
複数のポリマーも操れるようになりました。
これまで作れなかった新しい繊維の誕生を、NANODESIGN®は可能にしました。
ポリマーを精密に組み合わせることで、ナノスケールで「形状」「精密さ」「多様性」を
コントロールした今までにない繊維をつくりだすことが可能になりました。
細いポリマーを自由自在に配置して、1本の繊維にすることで、今まで実現が難しかった特殊な形状の繊維を成形することができます。
ポリマーを最大数万分の1まで分割することで、ナノスケールの究極に細い繊維も生み出すことができます。
2種類以上のポリマーや今までは組み合わせることが難しかったポリマーを組み合わせることで全く新しい繊維も実現できます。
NANODESIGN®によって、これまでの機能や質感を超えた
全く新しいテキスタイルを開発することができるようになっていきます。
極限まで軽量化した素材。伸縮性を追求した素材。シワが一切できない素材・・。
そんな世の中にまだ存在していない素材をゼロから作り出すことも。
人が想像しうるあらゆる機能や快適さを現実のものとする可能性がこの技術には秘められています。
シルク、レザー、ウールなど、古から人々に親しまれる天然素材は数多く存在します。それらの素材に限りなく近い質感に近づけることができるだけではなく、天然繊維にはない独自の質感を表現したり、さらに撥水性を付与したり、自宅で洗濯できたりといった、天然を超える素材を作り出すことが可能に。
機能性や快適性はそのままに、生活を豊かにする持続可能な素材の実現を目指します。
リサイクルや、環境負荷の低い化学物質やポリマーを活用していくことで、世界が直面する難題にソリューションを提供していきます。
NANODESIGN®が生み出す多彩な表現。
ナノスケールで精密設計された次世代の合成繊維をご紹介します。
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